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サイレントメアリー号 製作記

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ブラックパール号掲示板はこちら
■リンク

久々に全体像を載せておきます。

細かい部分を作り込んでいたので前よりは、良くなったかな?

映画のサイレントメアリー号では、ビルジポンプは見あたりません。ブラックパール号・フライングダッチマン号にも見あたりませんでした。

きっと、役者さんが甲板で演技するにあたり、じゃまなビルジポンプは甲板上に置かなかったのだろうと……(私の妄想です)

ちなみにピナクルも見当たらなかったね。

そういえば、ブラックパール号はピナクルを再現していたね。


■チェーンの工作■

まずは見本作りです。

フォアマストのチャンネル部分、デッドアイのチェーンです。見本に作ってみました。長さを合わせるのに3回ほど作り直して、ようやくこんな感じかなと…

こちらは斜めからの画像です。良い感じだね。
フォアマストのチャンネル用デッドアイチェーンを船体からはずしました。

とりあえずこれを両舷用に10個作ります。


上の見本にあわして各チェーンの輪をロウ付けします。赤矢印がロウ付け箇所です。 0.5mmの太さの真鍮線のロウ付けは、なかなかきびしいですね。
ロウ付けした輪をプライヤーでチェーンの形に整える。
10個作るのにえらい時間がかかってしまったよ。フォアマスト用はチェーンの長さを変えてあと8個必要です。

10個作ったチェーンとそれをとめる真鍮釘を黒く染めた。
船体にセットしてみたくてウズウズしていたよ。左舷側のチャンネル部分です。キャノン砲の砲門部分は斜めになるね。

こんなもんだろう。

下から見上げての画像だけど、展示するとデッドアイチェーンなんて、チャンネル板にかくれて見えなくなっちゃう。

一般の人は苦労してチェーンを作ってる事などわからないよね。

こちらは右舷側のチャンネル部分。こちらもキャノン砲の砲門部分は斜めになるね。

左舷側フォアマストの残りのチャンネル部分、赤線部分のチェーンを作りセットした。
左舷側メインマストのチャンネル部分、赤線部分のチェーンを作りセットした。
こちらは、右舷側フォアマストの残りのチャンネル部分、赤線部分のチェーンを作りセット。
右舷側メインマストのチャンネル部分、赤線部分のチェーンを作りセット。

前回取り付けたチェーンが気にくわない。白ラインの入った箇所を白ラインの長さにチェーンを直します。

左舷側のフォアマストのチャンネル部分、チェーンを直した。
左舷側のメインマストのチャンネル部分も、チェーンを直した。
右舷側のフォアマストのチャンネル部分、チェーンを直した。
右舷側のメインマストのチャンネル部分も、チェーンを直した。

あとはミズンマストのチャンネル部分のチェーンだね。


左舷側のミズンマストチャンネルのチェーンができたので、船体に取り付けた。
こちらは右舷側のミズンマストのチャンネルのチェーン。

チェーンの銀ロウ付けは、苦手な作業なのでチェーン作りは憂鬱だったよ。何度も失敗するし、時間はかかるしで、銀ロウ付けが慣れてきた頃には作業終了だ。

でも出来上がってみると見栄えはいいのだ。

自己満足です。


■船首フィギュア製作の準備■

画像Aの濃度を薄くしてみたのが画像Bです。

画像Bの赤枠部分に注目!フィギュアの色は船首砲塔の屋根と同じようです。これから判断すると2種類考えられる。一つは、金色に塗られていた。二つ目は金箔を貼られていた。

さてどちらにしようか…金箔を手に入れるのはちょっと難しいので、金色塗装にする。

砲塔の屋根の塗装と同じにしようか、それとも船尾のエンブレムのような塗装にするかは、フィギュアができてから決めよう。

コンセプトイラストでいろいろデザインされてるんですね。この中から選ばれたのはCですね。
船首フィギュアはかなり大きいんですね。人物の大きさと比較されてます。

上は幽霊船になる前の船首フィギュアで、下が幽霊船の船首フィギュアです。

幽霊船になる前のと幽霊船の船首立像です。

幽霊船になる前の像のディテールがわかるので参考になりますね。

フィギュアの左右のイラストを、サイレントメアリー号の図面に縮尺を合わして貼付けてみた。

フィギュアを製作するのにこのような資料があるととても助かる。


■船首フィギュアの製作■

フィギュアを作るにあたって、ベースになるフィギュアはないかと探しているとありました。TAMIYAの1/24 キャンパスフレンズセット2に入っている青いスカートをはいてる女性フィギュアをベースにします。

1/24の女性フィギュアであればどこのメーカーでも良いと思います。模型屋へ行って買ってきました。

箱をあけて、ランナーを観察。赤枠部分の青いスカートの女性を使います。
組み立ててみるとお腹の部分がありません。きっとであればスカートの部品を接着するからいいのですが、ベースとして使うのでお腹部分に木工用のエポキシパテをつめます。
後ろのスカート部分を削ってお尻に仕上げます。

まだエポキシパテが生乾きのためしばらく放置しておきます。

フィギュアを放置してるあいだに、フィギュアをセットして作り込む船首台を作った。
フィギュアのエポキシパテが固まったので両足を切断。
見本の船首像にあわして、右足を加工し接着。
左足も同じく加工して接着。
作っておいた船首台にセットしてみました。これに腕と頭を付けて作り込んでいくのだけど、今日はここまでです。

なんとかフィギュアのベースができたので自己満足度100%です。


首の接着面を調整して頭を接着。

こちらは右側です。

右腕の肘と手首をばらして、コンセプトイラストに合わして調整して接着。

こちらは左側です。

左腕も肘と手首をばらして、コンセプトイラストに合わして調整して接着。

接着剤はタミヤセメントを使っているので接着剤が固まるまで時間がかかる。

接着剤が固まるのを待っている間に、円形盾を作る事にする。100円ショップで売られていたガスライターのガスボンベのキャップ部分の曲面がちょうど良いので、ここの部分を利用してプラ板をヒートプレスする。

まずは薄いベニヤ板に四角い穴をあける。

四角く穴のあいたベニヤ板の裏側から1mm厚のプラ板をセットして画鋲でとめる。これをキッチンのガステーブルで温めて、プラ板がプランプランに軟らかくなったら、ガスボンベのキャップに押し付ける。
赤矢印部分に注目。ヒートプレスした結果です。1回で成功しました。
ヒートプレスしたプラ板をスプリングデバイダーで切り抜きました。

赤矢印が切り抜かれた残骸で、白矢印が切り抜いた部品で、これが円形の盾になる。

接着剤が完全に固まってないけど、円形盾をマスキングテープで仮付けしてみた。

こちらは右側、良い感じだね。

こちらは左側、大きさもちょうど良い。

曲面もいいね。

頭と腕を接着した部分は、接着剤がまだ生乾きなので、このままにしておく。一晩放置が安全だろう。

なので剣を作る。


■剣の工作■

イラストレータで剣を描き、それを0.3mmのプラ板にプリントした。アルプスのMDプリンターは熱転写式なので0.3mmのプラ板にプリントできます。とても便利なプリンターです。

失敗したらこまるので、いつも多めにプリントしておきます。

剣を3枚切り抜き、鍔部分も4枚切り抜き、剣3枚を張り合わせます。鍔部分も張り合わせます。
タミヤセメントで接着してるので、固まるのに時間がかかります。完全に固まってから削って形を整えます。
船首像に剣を持たせてみる。

右からの画像です。

良い感じだね。

左からの画像です。

こちらも良い感じだね。

このまま一晩乾かします。


木工用エポキシパテとタミヤエポキシパテ(速硬化タイプ)を使ってスカート部分をパテ盛りしてます。だいたいの形で盛ってます。固まってから削り込んで形を出します。
こちらも同じく2種類のエポキシパテを使ってスカート部分のパテ盛りです。こちらも固まってから形を削り出します。
前回のパテ盛りを削り込み、あらかたの形を出して2回目の木工用エポキシパテ盛り付けです。
左側も前回のパテ盛りを削り込み、あらかたの形を出して2回目の木工用エポキシパテ盛り付け。

パテが固まったら削り込みます。

お腹部分はコルセットのような鎧を付けているようなので、伸ばしランナーをコルセット鎧の縁に接着した。
コルセット鎧の上、胸の衣服のしわを木工エポキシパテを薄く伸ばし、貼付けて爪楊枝の先を水で濡らして、つついて表現してみた。このままだとパテが薄すぎて剥がれてしまうので、瞬間接着剤を塗って固めた。

胸の谷間も少し削ってみたよ。

アームガードを付けているので、両腕に木工エポキシパテを盛り付け。

さらに背中にマントらしき物と両腕から後ろになびく衣を盛り付けた。パテが固まるまで何もできないので、剣を持たせて写真撮影してみた。

パテが固まったら形を削り出し、ペーパーがけします。

パテが固まったのでデザインナイフで削ってサンドペーパーをかけた。衣服部分にタミヤのスミ入れ塗料(ダークグレー)を塗布してみた。こんなもんかな??これ以上いじくっても、よくなるわけでもないし、このへんで自己満足だ。

手持ちの木工用エポキシパテを使い果たしたのでホームセンターへ行って買ってきたよ。

船首像がだいたいできてきたので、サイレントメアリー号の船首に付けてみた。いい感じだ。

すごく満足だね。

船首像製作はまだまだつづくよ。


船首像を作るのに『どんな道具を使ってるの?』とメールがきてたので、ここでお答えしときます。

←これが船首像を作ってる時の道具です。

右から、デザインナイフ〔オルファの大きい刃を付けている〕、オルファデザインナイフ〔小さい刃〕、タミヤのつる首ピンセット、タミヤの調合スティック2本(1本は木の柄をつけて太くしている)その下にあるのは濡れたティッシュー、ダイソーのデザインナイフに針を付けたもの、削った時に粉を払う平筆、絵の具ざらに入れた水、爪楊枝の先に付けたサンドペーパーと爪楊枝、あとはピンバイスと真鍮線。水はエポキシパテが指に付かないように、指を湿らしておくのに必要です。パテを扱う道具も湿らせます。メンソレータムやベビーパウダーでも使えますが水に慣れてしまっているので水しか使わないです。

このぐらいかな。

あとは、自作したA5カッターマットサイズの工作台です。高さが約8.5cmあり作業が目に近くなるので重宝してます。この工作台には引き出しが付いていて、引き出しの中にはスライドトレイと道具入れトレイが入っていて、取りだせるようになってます。

このような台があると作業が楽だよ。


肩にパテを盛り付けて肩鎧の形にしてみた。両方の大きさが揃わず、何回か盛り付けた。少しは似たかな? 比較できるように、横にコンセプトイラストを載せておいた。下半身のなびいている衣が短いのは、赤矢印のヘッドティンバーにかからないようにするためです。イラストに合わして作ってるのだけど、 先に作ったビークヘッド部分にあわせなきゃならないので、イラストと同じにはなりませんが似せる事はできます。
赤矢印に注目。

髪の毛を削り取りました。フェイスベールとか髪の毛を作るのに邪魔です。

頭にかぶってるのは兜なのかな?それをパテで盛り付け、両脇の飾りは0.3mm厚のプラ板を切って貼付けた。フェイスベールもパテを盛ってそれっぽくしてみた。うしろの髪の毛はどうなってるのかわからず、適当に妄想して作った。イラスト事態が、兜・フェイスベール・髪の毛の境目がわからないのでしょうがない。

髪の毛・フェイスベールはタミヤのエポキシパテ〔速硬化タイプ〕を使った。

タミヤのエポキシパテ〔速硬化タイプ〕は完全硬化に6時間ほどかかるので、このまま一晩放置です。

フェイスベール部分を薄く削ったり、目の窪み部分を少し深くしたので少しは良くなったかな?

兜の左右の葉の飾り部分に小さな丸い実を6個ほど付けた。気になる部分にサンドペーパーをかけて、タミヤのサーフェイサーを全身に塗布した。

荒い箇所がイッパ〜イですね。

サーフェイサーが完全に乾いたらサンドペーパーをかけます。

フィギュアは苦手、ぜんぜん上達してないけど、ここまでできたので自己満足です。

船首像の工作はまだまだつづくよ。

サンドペーパーかけたり削ったりしたけど、これ以上は良くならないね。これでいいでしょう。ヘタッピーなのによくここまでできました。

コンセプトイラストに、なんとなく似たのでこれで『よしっ!!』。

大満足


船体のいたる所を作り込んでいってますが、作り方の説明書なんか無いので、どこから作っていってもいいんよね。次の工程を考えて作業を進めていけばいいんだよ。そんな工作をこのページで進めていきますね。

そいじゃ、よろしくね。

SM-38へつづく! のだけど、つづきはまだできてないのだ。